もう一か月ほど前になってしまいますが、、、小正月に入山辺でも三九郎が行われました。
今回はその時に焼くお団子のお話です。
「まゆ玉」一部では「きんこ」とも呼ばれます。
写真左から
まゆ玉・・・良い繭(まゆ)ができるように(豊作祈願)
くちぼそ・・・稲を表す(豊作祈願)(宝珠の形ともいわれます)
団子・・・いっぱん的な団子です
その他になす、小麦の穂、ささげ、きのこなども作る方もいます。
色もつけますが、白だけの家もあります。
神棚へは枝付きの大きなもの、えびす様へは上の3個セットの大きなものをあげます。床の間、仏壇、米袋の上、玄関の他、村の道祖神、蚕玉様(こたまさま)、三峯様(みつみねさま)へもあげます。
三九郎で焼いて食べると「虫歯にならない」「一年病気をしない」といわれます。
神棚のまゆ玉は二十日正月まで飾っておいて
二十日の朝、団子入りのご飯を炊いて食べお正月が終わります。
元々は子どもたちの行事だったようですが
今は子どもの数が減ってきているので地区によってはもう大人だけで作っているところもあります。
人口減少とともにこういった伝統行事はどうなっていくのか。。。
まだ続けられていることが素晴らしいですね☆
最近は昼間焼いてしまうところも多いです。
夜に焼くほうが迫力があって好きです。
いろんな地区の三九郎。