長野県生涯学習推進センター・長野県公民館運営協議会主催、入山辺公民館共催の地域づくり推進研修「公民館ステップアップ講座」が、7月10日開催されました。
この講座は、公民館活動や地域づくりに関わる方が地域課題に対してなにができるか、地域を元気にするにはどのような方法があるかを考える講座です。
県内各地から参加した33名の受講生は、午前中フィルードワークを行い、入山辺地区の将来ビジョンを考える会(愛称:こんな山辺にするじゃん会)の4名の案内で、山辺ワイナリーに設置した案内看板や、幹線農道(パノラマライン)沿いに植樹されたハナモモや、休憩場所として設置された藤棚、地区内25か所に設置された集落名案内板等の説明を聞きました。また、休耕田を活用した昔ながらの農法で栽培している、田んぼ(もち米)やソバ畑を見学して入山辺地域の雰囲気を肌で感じていました。
午後は、入山辺公民館で、講師に松本大学総合経営学部の白戸教授による講義、「各地の地域づくりを学ぶ~協働のまちづくりをめざして~」が行われ、こんな山辺にするじゃん会の2名による事例発表を題材にして、松本大学総合経営学部の向井専任講師もコメンテーターとして加わり、こんな山辺にするじゃん会のメンバーと受講者の皆さんの、活発な意見交換がおこなわれました。
最後に白戸教授から、地域づくりとは地域の人の思いが大事で、一人一人の課題を地域の課題とし、自分の問題として捉えることが必要である。また、意識は行動を変えないが行動は意識を変えるので、地域の課題は実践してみることで、はっきり見えてくると話されていました。
短い時間ではありましたが、こんな山辺にするじゃん会としても、他の地域の皆さんの意見を聞くことができ、有意義な研修となりました。