2019年(平成31年)3月22日 金曜日
2016年(平成28年)創刊
発行
こんな山辺にするじゃん会
322日(金)

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2017年2月18日

やっぱり謎。入山辺の市重要無形民俗文化財「ことようか」行事。

入山辺のいくつかの地区で「ことようか」や「おようか」などと呼ばれる行事が2月の8日頃行われました。道祖神と関係のある行事で伝統が引き継がれ当たり前のように行われていますが、当日の流れを追ってみると、なかなか謎がいっぱいでした。

今回は舟付(ふなつけ)地区と厩所(まやどころ)地区の流れをご紹介します。

舟付地区のお八日(百足引きとお念仏)

昔は2月8日に行われました。農作業の始まりに先立ち、疫病神が村に入ってこないように行われてきました。今年は2月5日(日)に行いました。

午前9:00
当番の家の男衆が集まって百足(むかで)を作ります。わらを5・6メートル位注連縄のように拠り、わらぞうりをつけ、引き綱をつけます。

なんでムカデ?

午前中、各家で作ったお餅やぼた餅を道祖神に塗りつけます。

神様に塗り付けちゃっていいの??

それぞれの家の木戸(家の入り口)で、糠(ぬか)えぶしといって、モミがらに唐辛子をサヤごとのせて火をつけます。くさい煙で邪気が入らないようにする為です。

くさい煙は邪気をはらえるの?

午後2:00
子供たちが集まり、百足を引いて各家の糠えぶしの燃えカスを、百足の尻尾で「サッサッ」とはきます。厄払いです。村中の糠えぶしを払い終えると百足を空き地で焼きます。昔は薄川へ流し、流れ方でその年の吉兆を占ったそうです。

どの行為が厄払いなの?履いてるところ?

集会所に集まった大人たちは、輪になりお念仏を唱えながらお数珠を回します。
数珠の房が回ってきたときは、数珠を少し持ち上げ頭を下げます。

行事が終わると、直会になり、大人にはお酒が出され、子供たちはお菓子をもらいます。

 

厩所地区のこと八日(貧乏神送り)

朝、それぞれの家の木戸で糠(ぬか)えぶしを燃やします。

やっぱり燃やすんだね。

その後道祖神へ餅を塗り付けに行きます。
他の人より早く塗りつけると、女性は早く嫁にいけるともいわれています。

道祖神の顔にも塗っちゃうの?

午後、公民館に集まり、わら馬作りが行われます。
背中に乗っている人形はジジ・ババと呼ばれています。

ジジ・ババってなんで?しかも馬もワラジ履いてる!

わら馬が完成すると馬を囲んで輪になり長老が鉦(かね)をたたいて数珠を回し、念仏を唱えます。

ジジ・ババの顔(笑)

念仏が終わるとわら馬をかつぎ、「貧乏神追い出せ、貧乏神送り出せ」と声を出しながら薄(すすき)川まで運びます。薄川でもう一度念仏を唱えます。

そして焼きます。

なんですぐ燃やしちゃうのー!?


真っ黒じゃん。ジジ・ババの髪の毛が(笑)

焼き終わったら公民館へ帰るのですが、後ろを振り向くと追い払った厄がついて来るといわれ、振り向かずに帰らなければいけません。

これが「こと八日」行事です。
我慢しきれず心の声が漏れてしまうほど謎が多いですね。最近は外からの問い合わせもあるみたいで興味を持つ人やっぱりいるよなあと思う次第です。
おもしろいもんね。

こういった伝統行事もいつまで続くかわからないので続いているうちに見に来てみたらいいと思いますよ。こういった行事がある地域に住めていることがありがたいですね。